親が亡くなっているとき、祖父母の相続はどうなるの？

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財産は親から子供に相続されるのが一般的ですが、親が祖父母よりも先に亡くなった場合、相続する際にはどのようになるのでしょうか？

ここでは親が祖父母より先に死亡した場合の相続についてまとめてみましょう。

親が亡くなっている時の、祖父母の相続

祖父母が亡くなった場合、だれが相続するかについては、法律が定めている相続順位によって決定します。
第一順位から子供、直系尊属、兄弟姉妹となります。
また配偶者は別格で、常に順位がトップの人と共同で相続人となるわけです。

祖父がなくなった場合、相続人は親に当たる人が相続するわけですが、親が祖父母より先に亡くなっているケースもあります。
親が祖父母より先に死亡している場合には、祖父母の遺産を相続するはずだった親の地位を代襲して、直接祖父の相続人になるのです。

代襲相続とは？

代襲相続とは、相続人が被相続人よりも先に死亡していた場合、相続人の子供が遺産相続をすることを言います。
つまり父親が死亡したとき、子供が父親より先に亡くなっていた場合には、子供に子供（孫）がいれば、その孫が代襲相続によって相続人になるのです。

この場合孫は、法定相続人ですが、代襲相続するので、代襲相続人と呼ばれることもあります。
代襲相続人の法定相続分は、被代襲者と同じになります。

もしも代襲相続人が複数いるときには、代襲相続人の人数で頭割り計算をして相続することになります。

代襲の代襲

もしも、代襲相続人も相続開始時に死亡していた場合、さらにその子どもが代襲相続することになります。
これを代襲の代襲、または再代襲と呼びます。

ただ、兄弟姉妹が相続人の場合の代襲は、その子供までに限られるのでご注意ください。
まとめると、代襲相続されるのは、相続人が死亡していた時、相続人が欠格事由に該当したとき、相続人が廃除にあったときです。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。